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デジタル時代の万葉恋歌——アニメ映画「言の葉の庭」の感想

最近新海誠さんの監督したアニメーション映画作品「言の葉の庭」を観て感動した。そして久々に何かを書きたいという気になってなった。この物語は現代日本を舞台にしているけれど、男女の主人公の絆によって、万葉集にある短歌のような素敵な恋の物語を現代の観客に見せた。
 「鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」、「鳴る神の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば」これはこの映画で言及した万葉集の短歌だ。主人公である少年は、好きな人が万葉集に載っている短歌を自分に話したことに対して、同じ短歌の返し歌を答えにして自分の気持ちを示した。それは意味深くて、私は色々考えさせられた。  
現代社会では、コミュニケーションの手段が多く、私たちは距離や時間などにかかわらず、世界中の人々と自由にコミュニケーションできる便利な時代に生きている。しかし、私たちは依然として孤独だ。どんな技術でも、人々の心の隙間を埋めることができない。映画のキャッチコピー「"愛"よりも昔、"孤悲(こい)"のものがたり」の「孤悲」とは古代人の「恋」の表し方だ。寂しさや悲しみは常に恋には付き物だと、私は思う。この映画では、男女の主人公各自がそれぞれの悩みや悲しみを抱えている。雨を通して二人が巡り合ってそして暗黙の了解のように雨の日の朝、必ず公園で会うことになった。お互い名前も知らずメイルアドレスも交わさず、ただ自然に巡り合って、いろんな話をして、最後に二つの心の隔たりがなくなって、一つとなった。二人の歳の差が12歳あるにもかかわらず、お互いに強く惹かれ、最後は恋に落ちた。二人が雨の中で抱きしめ合い、映画はいよいよクライマックスに達した。

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