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金魚はしゃっくりをしない(最終回)

金魚が死んだ後のある夜、私はまたあのビルの屋上に上った。今回は望遠鏡なんかを持っていない。ここに来てちょっと座りたいだけなのだ。両足が空中にぶら下がっていて、乱れる考えが込み上げてきた。ここで一体何をしただろう!深圳に来た1か月3日間はなんと失敗だろう!ノッポさんに好かせるどころか、見下げられて嫌われることになったなんて、私、本当に役立たず奴だね。
 実に、私はノッポさんの思ったほどつまらない人間ではないのだ。ずっと3年前、私はまだ大学の一年生の時、ノッポさんはうちの学年の指導員を担当していて、時々授業を代講したことがある。彼は背が高いし、格好いいし、大志が抱いても遂げられないのでうつうつしている特別な味もある。このような彼に私が引き寄せられてしまった。ある学校の夕べで、彼が若い教師の代表として歌を歌った。舞台に上がって彼に花を贈ったのは私だった。舞台で彼はちょっと私を抱いていた。それから、彼のことがどうしようもなく好きになってしまったことに気づいた。
 彼の苦くてすがすがしい匂いが好きだ。ジンジャーの花(前は「ジンジャー生」と書き間違った)の香りと似ていると思う。さわやかで、理智に加えて堪忍である気性が持っている。私にとってこの匂いはヘロインと同じだ。結構私を夢中にさせるのだ。その後、彼は学校をやめて深圳へ行くことにした。私は悲しかった。何日間も毎日彼の寮の近くを徘徊していた。彼は金魚が好きということが分かった。彼の窓の傍で大きいな金魚鉢が置いてあるから。彼が学校を離れた前の晩に、私は窓の欄干から手を伸ばして込んでいて、二匹の金魚を取った。
 これは唯一の記念品だ。あまり明るみにでるものではないが、とても大切なものだ。あの冬に金魚は小金魚を生れってきた。それから、小金魚も小金魚を生れて、今年の夏休みまで何代も増殖した。そして、その金魚を持って深圳に来て、至る所から聞いた情報によって、彼の家を見つけて、家の向こうでこの金魚の店を開いた。
 認めるよ、ノッポさんとの一か月間の付き合いは全部私の苦心した計画だった。店を開いて、ダメな金魚を売って、金魚鉢を洗いて、何回も彼に近づいて、彼がいつか私を好きになると思ったのに。努力すれば、相手は感動する、と彼は言ったから。彼は嘘をついたよね。愛情は片思いだけでだめだよね。
 夜明けになって、路面の人々は私を見た。警察までも来て、大きいな綱を引くことに采配を振っている。ある人はラウドスピーカーさえを使って私に呼びかけた。「衝動するな!くよくよするな!」
 高い所から見ると、その綱が実に小さいのだ。何も収容できないほどだ。その体も、その20歳の大きくて重くて、いつも拙劣の方法で表現された愛情も。
 私、目をつぶった。

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