軍歌斉唱コンクール

「軍歌を歌いながら、グース・ステップ (Goose Step, Goose-step)で歩きましょう」。そんな時代遅れのイベントがいまだに残っています。何かの間違いではないでしょうか。主催校「能仁家商」の校長によると、このイベントを35年間ずっと続けているのには理由があります。

仏教系高校の能仁家商は私立の商業高校で、生徒には、勉強ができなくて、自信がない子が多いです。学校は彼らに自信をつけるために、愛国歌曲（軍歌）コンクールを行います。曲の内容はともかく、コンクールを通じて、生徒の結束力をUPすることが目的です。

当時（七十年代ごろ）有名な軍歌の例を挙げます。
反共大陸去（中国共産党を打倒し、中国に帰しましょう）
梅花（台湾の国の花）
我愛中華（中華民族を愛している）
成功嶺之歌（成功嶺は台中にある入隊者の訓練基地です）
我要和天一樣高（空を飛びたい、空軍の軍歌）