第9回:日本の給食 Japanese school lunch
第9回:日本の給食 Japanese school lunch
06:05
2022年8月30日
説明
【今日のフレーズ】 バラツキがある 【今日の質問】※解答はスクリプトの下にあります。 ①日本の給食についてくる飲み物は何ですか。 ②給食費は1食あたりいくらですか。 ③先生はどこで何を食べますか。 【スクリプト】 こんにちは、Japanese with Yoshikoへようこそ!皆さん、お元気ですか? 日本は朝晩涼しくなってきて、秋が近づいてきましたよ。 そして、しばらく更新できておらず申し訳ございませんでした。夏休みに入って息子の病気や連休などがあり、podcastをお休みしておりました。今日は前回に引き続き、日本の教育制度や学校生活についてお話します。みなさんが学校で一番楽しみだったことは何ですか? 日本の学校生活の中で、みんなが最も楽しみにしている時間は恐らく「給食の時間」でしょう。私が小学生・中学生だった時は、大食いで食べることが好きだったので、給食の時間がとても待ち遠しかったのを覚えています。時には余った人気の給食メニューを巡ってケンカする生徒もいました。今日はみんなが大好きな日本の給食についてお話します。本日のフレーズは「バラツキがある」です。意味を知らない人はどういう意味か想像しながら聞いてみてくださいね。 日本の給食の起源は、1889年にさかのぼります。山形県のとある小学校で生活が苦しい家庭の子どもに無償で昼食を用意したことが始まりです。1923年には国に奨励され、全国的に給食が広まりましたが、その後、戦争による食料不足などを理由に中止せざるを得なくなってしまいます。戦後の1954年に「学校給食法」が成立し、児童の栄養状態を改善するため、法的な実施体制が整いました。1日に必要な栄養素の約3分の1が取れるように、バランスのいいメニューが提供されました。時代や地域によって多少異なりますが、主食、肉または魚のおかず、野菜のおかず、牛乳はほぼ必ず出ていました。私が小学生・中学生だった約15-25年前は、主食、おかず2種類、汁物、デザート、牛乳が出て、日本食に限らず、洋食や季節の料理、地域の料理も出ました。2009年からは、私の時代からもっとパワーアップし、食育を意識したメニューになっているようです。オリンピックやG20などの国際的なイベントに合わせて、様々な国の料理が出されるようになっています。 2018年の全国の給食の実施率は小学校で99.1%、中学校で89.9%でした。月額4,300円~5,000円で1食あたり200円-250円です。世帯収入が低い場合は無償です。 様々な国で給食が提供されていると思いますが、日本の提供スタイルは少し独特だと思います。 まず給食が作られている場所は、学校内、または地域の給食センターです。給食の時間になるとクラスの約6人の給食当番が教室に運ばれてきた給食カートから料理を取り出し、クラス全員に料理をよそいます。基本的には全員が教室で同じメニューを食べます。先生も同じ教室で給食を食べます。余ったらおかわりすることができるので、女子では珍しく、私は毎日のようにおかわりをしていました。 なんといっても日本の給食の良いところは、全員がバランスのいいメニューを食べれることです。高校からはお弁当を持ってきたり、食堂で食べたりするのが普通なのですが、お弁当の場合は、弁当のクオリティーにバラツキがあり、からかわれることもしばしば。毎日栄養満点で様々な料理を食べれるのは、本当にありがたいことだと思います。 みなさんの国の学校での昼食はどうでしたか?良かったらコメント欄でシェアしてくださいね。今日のフレーズは、「バラツキがある」でしたね。「バラツキ」の意味は「1:同じではないこと、ふぞろいであること。2:測定した数値などが不規則に分布すること。」です。例文です。「全国テストの結果は地域によって大きなばらつきがある。」「この製品は、品質にばらつきがある」それではまた、ばいばーい! 【今日の質問の解答】 ①牛乳 ②200円~250円 ③同じ教室で給食を食べる。
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Japanese with Yoshiko(スクリプト付)
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