日本に来てから、色々な場面でカルチャーショックを受けたことがありました。普通には簡単に受け入れるけど、時々、ずっと「おかしい」と思うこともあります。それはプライバシーがないと言う感じです。
現在、田舎に暮らしているのでプライバシーがないと言うことが凄く感じます。例えば、外に出かけて、スーパーで買い物します。すると偶然に同僚の方に見られて、翌日勤務先で私がどこに行ったか何が買ったかと言う話が出ます。
友達の一人(Aさんと呼ぶ)はもっとイライラする件がありました。ある日、Aさんはゴミの回収の日の前夜にゴミ箱を出した。近所の誰かはそれを見て、なぜか気にしました。次の日に近所の方はAさんの勤務先に電話して、ゴミのことについて文句しました。Aさんはゴミのルールを守るのに、仕事に全然関係ないし、そういうことがありました。
仕事関係ないことを勝手に勤務先へ報告するのはダメじゃないですか。それは可笑しくないですか。僕は社長だったら、「ああ、個人問題だから、私には関係がありません。この電話はそんな用がないから、ご遠慮ください。」と言いたくなるなと思います。
Aさんの件は僕にとっては許せない。他人は個人問題があれば、本人に話したほうがいいでしょう?勤務先に連絡するなんて、驚きました。失礼上に、とんでもないことだと思います。なのに、他の友達からも似ている話がありました。
みんなはこういうことを経験したことありますか?このテーマについてはどう思いますか?
私のともだちの日本人で青年海外協力隊でアフリカの国に派遣されたら、そこの人たちは自分たちの肌色以外の人は見たことがなくて外国人はみんなイギリス人だと思って、日本人なのにしばらくずっとBritishと呼ばれていたそうです。
そして、彼女も芸能人のように扱われどこに行っても彼女のことを見たくてすごい行列ができていつもすごく恥ずかしかったみたいです。
日本は長い間島国で特に田舎は自分の地域に住んでいる人たちのことをよく知っていて、違う人が来ることがめったにありません。すごい珍しいことだから嬉しくもあり興味津々になっていると思います。Leeさんも芸能人セレブリティのように扱われているのだと思います。
プライバシーがなくて住み心地が悪い面もありますが、そういう人たちは悪気があってそう接しているわけではなくてすごくLeeさんに関心があって、仲良くなりたくてそうしていると思うので寛容な気持ちになってほしいと思います。お互いに理解しあえば田舎の人はうっとうしい面もありますが、心はとても優しい人が多いと思いますのでそういう面も見つけてほしいと思います。
ゴミに関しては、すごく寛容さのない人がいますが、そういう人には外国人だけでなく日本人も苦しめられています。でも、世界中人口の一部に変な人がいます。アメリカにも、銃を乱射して人の命を傷つけ、多くの人に耐えがたい癒すことができない大きな苦痛を与える人がいます。どんな国にも問題を起こす人がいるので、一部のすごくいじわるな日本人を見て日本人はこうだと思わないでほしいと思います。
私自身も今、田んぼと畑に囲まれた田舎に住んでいます。東京に住んでいたこともありますが、近所付き合いがなくて寂しいと感じるところがありました。
田舎の人たちはお互いに関心があって、困っているときに相談に乗れる人がいる点で気に入っています。
Leeさん、こんにちは。
田舎では、あなたのような外国人が大変珍しく、何かがあれば地域の新聞があなたのことを取り上げ、ローカルのテレビ局などでもあなたのことを取材するかも知れません。まるであなたが芸能人であるかのように地域の人達に受け取れられてしまうことは、田舎では仕方がない一面があることは理解していただけるのではないかと思います。
もちろん、それはあなたが望んでいたことではないでしょう。自分はただの普通の人間なのだから、特別扱いしてほしくない、そっとしておいて欲しい。それは外国人のあなただけに特別な話ではなく、町のどこかで自分を見かけたおじさんやおばさんがそれをネタに話をすることは。ごく普通のことで、見知らぬ人がウロウロしているなどといった話があることによって、犯罪を未然に防ぐことになったりしているのも事実です。でも実際に田舎の濃い人付き合いが嫌で都会に出ていく若者も多いのです。
日本人にも、田舎を離れて初めて分かる、田舎の良さというものもあります。何もなく、周囲からいつも監視されているような田舎が嫌で嫌で、都会に暮らして初めて田舎の良さが分かる。田舎に住むということがどういうことなのか、あなたはとても貴重な体験をされているのです。都会であれば、地域の人達の輪の中に入って、その地域の一員として認められることは大変難しいはずです。どうか、悪い意味だけで捉えて不信感を持たれることなく、自分に興味を持っている人たちが自分の周りにたくさんいるのだと、そういう気持ちも持っていただければと思います。
田舎ではそれほど沢山の人が海外旅行などをするものでもなく、地域の子どもたちにとっては、あなたは東京に出て行った地元の若者よりも、更に外の大きな世界を知る、数少ない仲介人なのです。
がんばってください、というよりも、田舎の生活を楽しんでください。
元田舎の住人より