yagami lightさん、はじめまして。
1「AはBに勝るとも劣らない」
2「〜ようとも」
についてお答えします。
実際に、文章を分解して一緒に考えてみましょう。
最初は1の文です。
わたしたちは今、AさんとBさんの能力、あるいは優劣を測っています。
AさんとBさん、どちらが優れていますか。
わたしたち人間の価値観はそれぞれ異なっています。
でも、この文章をよく見てみると
「Aは……劣らない」と書いてあります。
どうやらAさんはBさんより優れているようですね。
では、「勝るとも」を分解します。
「勝る」=優れる、勝つ、〜より上である
「とも」=「かもしれないが、それでも」
→→「(仮に)〜としても」
以下は解読文です。
「AさんはBさんより優れているかもしれません。実際には分かりません。
AさんはBさんと同じくらい優れています。AさんとBさんは互角です。
でも、わたしたちはAさんがBさんより劣っているとは思いません。」
次に2の文です。
実を言うと「ようとも」だけを見ても、どんな文章か分かりません。
「ても」と同じ意味で「(たとえ/どんなに)〜とも」という言い方が
ありますし、「ようとも〜する」または「ようとも〜しない」の二つの
言い方があります。
ただし、どちらも書きことばとして(作文の中で)使うのが自然です。
(古い日本映画の中で俳優が使っていましたが、最近は耳にしません。)
言いたいことは「とも」の後に書いてあります。
例文)
部下がどんなに努力しようとも、その上司は彼らを正当に評価しなかった。
彼女が何を言おうとも、わたしの気持ちは変わらない。
どんなに邪魔をされようとも、最後までやり遂げる。
「も」が入らなくても意味は通じます。
「も」が入ると、書き手の気持ちがより強く感じられます。
時間が足りなくて、うまく説明できませんでした。
今日はここまで。
Maimie