「やすむ、やすめる、やすまる(自動詞・他動詞・自動詞)」はなかなか特殊な動詞の組み合わせです。
その構造は:
「つく(付く)、つける、つかる(漬かる、浸かる))」
「まじる(混じる)、まぜる、まざる」
「まじる(交じる)、まじえる、まじわる」
とおなじです。
「とく(溶く)、とかす、とける」もおなじかもしれません。
***「休む」は自動詞です。
家で休む。
横になって休む。
※ 「学校を休む」「会社を休む」という言い方があるのですが、まあ、これは自動詞だと思います。
***「休める」は他動詞です。
少し眠って、体を休める。
お酒をやめて、肝臓を休ませる。
子供が病気だったので、学校は休ませた。
ところで、日本語は「E」音は他動詞、「A」音は自動詞になる傾向があります。
つける・つかる
かける・かかる
かえる・かわる
あてる・あたる
など。その流れで、他動詞「休める」から、自動詞「休まる」が生じたのだと推測します。
寝ていると、体が休まる。あー、すっきり。
目をつぶってじっとしていると、気が休まる。
※ なお、可能動詞「休める」と他動詞「休める」は、発音、語形は同じですが別物です。
休み・得る = YASUMI/ERU → YASUMERU
走り・得る = HASHIRI/ERU→ HASHIRERU