個人的見解ですが:
*** 「AとBとC」「AおよびBおよびC」
意味は同じ。後者の方がもっともらしい。
but より however の方が立派に見えるのとおなじ。
※「A,B, およびC」=「AとBとC」
「A,BとC」≄「AとBとC」
「A,BとC」=「(A、B)とC」
※ 「および」は動詞「およぶ」から来ている。
「被害は広範囲におよんだ」のように、「影響する範囲を限定する」はたらきがある。
ということは「AおよびBおよびC」のように2回出てきてはいけない。限定は一回でよい。つまり「A、B、およびC」。
*** 「AとBとC」「AかつBかつC」
意味が違う。AかつBかつCは、「A、B、Cが性質として同時に成立すること」を表す。
「AKIは人間かつ日本人かつ男性である」は正しい文。
これを「AKIは人間と日本人と男性である」とはいえない。
OK「物質には気体と液体と固体という3とおりの状態があります」
NG「物質には気体かつ液体かつ固体という3とおりの状態があります」
「巧妙かつ大胆」は、「巧妙」と「大胆」という相反するものが同時に成立していることを表す。
「巧妙および大胆」とは言えない。
「巧妙と大胆」というと、意味が変わる。”Pride and Prejudice”のように両者を並立させているイメージになる。
※
「食事と談笑を楽しむ」ことは可能。
「食事および談笑を楽しむ」のは可能だけどヘン。楽しくなさそう。
「食事かつ談笑を楽しむ」のは不可能。You can't eat and speak.