「どんなものであれ」 とは 「どんなものであっても」
という意味です。
なので基本的には「どんなものでも」に置き換える事は出来ると思いますが、
文章によってはぴったりと当てはまるものと当てはまらないものが出てくるかと思います。
(非常に高度な日本語の部分ですがー)
例文です。
・それがどんなものであれ、何かを作るという事は難しい。
・それがどんなものであっても、何かを作るという事は難しい。
・それがどんなものでも、何かを作るという事は難しい。
これらの3つの文章は一見して、同じに見えますし、
どれも正しいのですが、
「それがどんなものであっても」 という文章は
「それがどんなものでも」に比べ”でも”の部分が強調されていうようにも見えます。
それぞれの文章は文法としてどれも正しいですが、
私的には、英語でいう”even though"という意味合いの部分の強調度合いが異なるという意見を持っています。
こんな感じです。
以下はこの”even though"という意味合いの私的な強調度合いリストです。
強:どんなものであろうとも
強:どんなものであったとしても
中:どんなものだとしても
中:どんなものであっても
弱:どんなものであれ
弱:どんなものでも
これらを使い分ける場合は、文脈をよく考えどの程度自分がその箇所を強調したいかによって
変化が出てくるのかと思います。 (しかしこれは先に述べたとおり、非常に高度な日本語な部分なので、別に意識せずに上記のどれかを用いても、文章により相手に誤解をあたえる事は少ないでしょう。)
個人的には、「どんなものであれ」や「どんなものであっても」という言い回しが、
会話や会話的文章の中ではニュートラルで”使いやすい”ような気がしますし、私も一番用いているような気もします。