「一段と」と「一層」はだいたい同じです。
「一層」は「より一層」のかたちでもよく使います。
段階的な変化に区切りをつけて、その段階がレベルアップしたというニュアンスです。たとえば、「一段と美しい」なら、美しさのレベルを1・2・3・4・5と分けて4から5にアップしたという感じです。
(例)
彼女は前から美しかったが、結婚してからより一層きれいになった。
「益々」も似ていますが、「一段・一層」のようにレベルを区切るニュアンスはありません。「益々一段と」「益々一層」のように、強調に使うときもあります。
(例)
戦争はますます激しくなっていった。
「着々と」は少し違います。
「一段と・一層」のような大きな変化ではなく、少しずつではあるが確実に、計画通りに、という意味です。
(例)
結婚式の準備は着々と進んでいます。