思われてならないと、思えてならないの違いは、「思える」と「思われる」の違いから来ます。
「思われる」は、周りの状況などからして、自然にそう思うに至る、ということです。客観的である、という言い方もできますね。
たとえば、刑事ドラマなどでよく聞かれる会話を例としてあげますね。
刑事X「色々な状況証拠(じょうきょうしょうこ)から、Aが犯人だと思われます。」
刑事Y「でも、僕は、Bが犯人だと思えてなりません。」
X「何か証拠でもあるのか?」
Y「いいえ、僕の直感です。」
さらに付け加えるなら、「~てならない」は、話者の感情を表現するものですから、主観的です。
それを、客観的な動詞「思われる」と一緒に使うのは、私には、少し、違和感があります。
疑問があれば、また質問してくださいね。