惚れるの「ほ」です。
ほの字とは【ほ】を頭文字とする言葉のことだが、ここでは『惚れる』の【ほ】を意味し、「惚れた」「惚れている」という思いを遠回しに表現する際に用いる言葉である。本人に思いを伝える際に用いることは少なく、大抵は共通の知人や友人など、惚れた対象ではない第三者との会話で用いることが多い。例えば、会社の受付の女性に恋をしていることを同僚に伝える際に「受付の子にほの字なんだよね」という形で使ったり、逆に「あの子、オレにほの字に違いない」といった使い方をする。
ほの字は江戸時代から使われている言葉だが、恋心を表に出せる時代背景と共に死語となっている。