「わざわざすみませんでした」は、「わざわざ」と「すみませんでした」の間に、省略された言葉があります。
たとえば、あなたが遠くから訪ねてきてくれた場合は、「わざわざ(遠くから来ていただいて、あなたに迷惑をかけて)すみませんでした」という意味を省略してものです。
あるいは、あなたが何かを持ってきてくれた場合、「わざわざ(これを持ってきてくださって、あなたにお手数をかけて)すみませんでした」という意味です。
つまり、「わざわざ」には、相手がしてくれた行為を高く評価している、という感情が表現されています。「あなたがしてくれた行為(労苦、心遣い、親切)に私は気付いている」という意思表示になり、単に「すみませんでした」というより、少し感情がこもった感じがします。
「わざわざありがとうございます」なども同じです。