「~れる・られる」と「~ことができる」
成立と発展
「~れる・られる」と「~ことができる」との区別を分析する前に、まずは「~れる・られる」と「~ことができる」の成立と発展を研究する必要がある。
「~れる・られる」の古語は「る、らる」。上代時期に「らる」はまだ現さなく、「る」が使われる場合はほとんどない。中古以降、「~る、らる」の使い方の使いが増えるとともに、この前によく使われる「ゆ、らゆ」はだんだん減って、最後は「~る、らる」に代わられる。湯沢幸吉郎は『江戸言葉の研究』の中で、「「~る、らる」が完全に下一段化し、「~れる・られる」となるのは近世後期においてである[ 王丹.现代日语可能表达研究[M].上海:上海外国语大学,2001,P114.]」ことを書いた。
原口裕は「可能表現することができるの定着」、「国語と国文学」の中で、「江戸後期語について、することができるの可能の表現の発達は、文章語で先行した節宝暦から化政期にかけて、なるとできるの交代が平俗な文章語で実現した。口語では明和の文献に用例が存在するが、その伸長は音節の長さも関係して、牛歩のごとくである。ようやく化政期以降に至って、日常語化した姿を文献に見せることになる。明治以降のこの表現の普及には、文章語の関与に加え、外国語学習の影響も絡むようである。[ 王丹.现代日语可能表达研究[M].上海:上海外国语大学,2001,P115.
]」ことを書いた。
だから、現代日本語では可能表現を表すときに、両方ともいい。「~れる・られる」と「~ことができる」との区別はいったい何であるか、どう使うかなどことも重要である。
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