Mohammed Ali Melhem
「上す」と「上せる」 以下のリンクによると、「上す」は「上せる」に同じです。それはどうしてですか?意味も使い分けも同じですか? https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%B8%8A%E3%81%99/
23. Dez. 2019 13:09
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コメント欄にも書きましたが、私は今日の今日まで、「上す」「上せる」という言葉が世の中にあるとは知りませんでした。なので、今から書くのは「今日、いま調べて、考えたこと」です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *** まず結論:「上す、と、上せる、は同じ。違いは特になし」 /////////////////////////////// >以下のリンクによって、「上す」は「上せる」に同じです。それはどうしてですか?意味も使い分けも同じですか? https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%B8%8A%E3%81%99/ /////////////////////////////// はい、そのリンクの説明は正しいです。基本の意味も使い分けも同じです。 「上す」と「上せる」の違いは、古語か、現代語か、だけです。 (使役は関係ない)。 古語「す」と現代語「する」の関係と同じです。どちらも基本の意味は同じ(do)。違うのは形だけ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *** 「のぼせる」の「せる」は使役(causative)ではない。 「のぼす」「のぼせる」という言葉を見ると、 「書く」「書かせる」に形が似ている。だからつい、「のぼせる」を 「のぼ・せる」と品詞分解して、「せる」を使役の助動詞だと考えたくなる。 しかし、実際には違います。「のぼせる」は「失せる」などと同じ独立した一個の動詞です。 *現代語の使役の助動詞「せる」は、五段活用、サ行変格活用にだけ接続します。 (知ら・せる、書か・せる、努力さ・せる)。 古語「のぼす」はサ行下二段活用、現代語「のぼせる」もサ行下一段活用です。 *「 のぼせる」を、「のぼ・せる」と解釈すると、「のぼ」の品詞が不明になります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー **** 「のぼせる」の意味。 基本の意味は「何かを低いところから高いところに移動させること」です。 - 「のぼる」の他動詞形 - 「のぼす(古語)」も同じ意味。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー **** 「のぼせる」は事実上の死語 個人的に「上せる」という言葉を、今まで使ったことも聞いたこともありません。 (これって、わたしだけ?) わたしが会社で「じゃあ、今度、これを議題に上せよう」と言ったり、 家庭で「今日はおいしい魚を食卓に上せたねえ」とか言ったりしたら、 間違いなく「???」と反応されるでしょう。 まあ、辞書には載ってますし、三島由紀夫で用例もあります。 「死ぬことなどを一度でも考えに上せてみたことはなかった」。 しかし、現代の映画、アニメ、TVドラマ、村上春樹の小説などで「上せる」という語が使われるのはまったく想像できない。現代語としての「上せる」はひとまず死語と見なしてよいと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー **** 頭がぼうっとする方の「のぼせる」の由来 「のぼせる」は、「頭がぼうっとなって、正常な判断ができなくなる」という意味でも使われます。この意味なら、映画でもアニメでもマンガでも、ふつうに使われます。 「風呂でのぼせた」 「ちょっとぐらい成功したからといって、のぼせるんじゃない」 これは「血を頭にのぼせる」の意味が、自動詞化したもののようです(サ行下一段活用)。 - 「のぼせる」には、昔は、「おだてる」「良い気分にさせる」という意味がありました。他動詞なので、本来はこちらが正しい。 - 「頭がのぼせる」「血がのぼせる」は理屈の上では、まちがいです。 本当は「頭にのぼせる」「血をのぼせる」が正しい(他動詞だから)。 でも、今や、そんな細かいことは誰も気にしません(私も気にしない)。 それだけ「のぼせる」が自動詞化した、ということでしょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー **** 「のぼせる」はなぜ死語になったのか? (コメント欄につづく)
24. Dezember 2019
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I think it's not just about 「上らす」and「上らせる」, It's a matter of 「〜す」and「〜せる」. Both of「〜す」and「〜せる」are causative form, the usages and meaning of 「〜す」and「〜せる」are the same. Here are examples with 「上らす」and「上らせる」. 議題にのぼらす = 議題にのぼらせる = take up something like an agenda 食卓にのぼらす = 食卓にのぼらせる = serve some food 舞台にのぼらす = 舞台にのぼらせる = "stage a play" or "make/let someone's way to a stage" 意識にのぼらす = 意識にのぼらせる = give someone an idea 彼はその問題を、議題にのぼらすつもりだった。 =彼はその問題を、議題にのぼらせるつもりだった。 He intended to take up that matter. Here are examples with other verbs, 書かす = 書かせる = make/let someone write something 持たす = 持たせる = make/let someone have something I used this as a reference. Would you please check this? https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1372230103 By the way, によって of 以下のリンクによって is wrong, 以下のリンクによると is correct, によって doesn't mean "according to", によると means "according to".
24. Dezember 2019
(さきほど、見解を一行ほど、書いたのですが、 はっと気づいて、回答欄の末尾に移動しました)
27. Dezember 2019
>もう一つ、CHIIさんにお願いです。以後、ご自分の説は、ご自分の回答欄に加筆いただければ幸いです。 >個人的にはコメント欄とは、「本論と関係ない、他愛もない話をする場所」だと考えております。よろしくお願いいたします。 よくAKIさんこそ、コメント欄にご回答の追加を何回もされています。現に「京都「方言」というのは、現代人の視点であり、それを「のぼす」という古語の解釈に安易に使うのは適切でありません。」というのも、AKIさんのご回答のうちです。そんなAKIさんのご指示を聞く義理もいわれもありません。それに私に対する指示のようなものや、誰かが-1にしたとか批判が多すぎて、うんざりです。それと私としましては、追加分はコメント欄に追加したほうが、分かりやすくていいと思っております。それに、他の言語の回答のページをみましても、皆さん、回答欄とかコメント欄とか気にせずに書いてらっしゃるようです。むしろ、AKIさんみたいに、コメント欄等に誰かへの指示を書いておられる方は、他にどなたもいらっしゃいません。ここは海外の方たちに対する、文法やスラングの説明のページだとitalkiは説明しています。AKIさんが指示を出す場ではありません。 「上す」と「上せる」が京都弁かどうかという件につきましては、私は前回も書きましたように、AKIさんとは意見が異なります。それは「上らす(のぼらす)」「上らせる(のぼらせる)」とおなじように「使役」の文法で、京都弁だと思います。根拠は、Mohammed さんの挙げられたリンクから「上す」「上せる」の例文の書いてあるページをみますと、その例文の構造が「使役」の構造だからです。
26. Dezember 2019
>I think that 「上す」「上せる」 could be the version of Kyoto dialect of >general 「上らす(のぼらす)」「上らせる(のぼらせる)」. 昔は京都が日本の首都で、京都のことばが標準語(?)でした。私たちが学校で「日本語の古語」として学んだのは、主に京都の貴族の言葉です。京都「方言」というのは、現代人の視点であり、それを「のぼす」という古語の解釈に安易に使うのは適切でありません。 もう一つ、CHIIさんにお願いです。以後、ご自分の説は、ご自分の回答欄に加筆いただければ幸いです。 個人的にはコメント欄とは、「本論と関係ない、他愛もない話をする場所」だと考えております。よろしくお願いいたします。
25. Dezember 2019
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