他動詞は「直接目的語(direct obj)+を」に付きます。
(例)お茶を飲む、戸を開ける、物を動かす、ビルを壊す、プレゼントをあげる、酒を飲ませる
「直接目的語+を」が付かない動詞は自動詞です。
(例)友達に会う、電車に乗る、学校に行く、寝る、起きる、戸が開く、物が動く、ビルが壊れる、みんなに愛される
自動詞・他動詞両方に使える動詞もあります。
(例)歌を歌う(他動詞)、歌う(自動詞)
*例外「移動の場所+を」は自動詞につきます。
道を歩く、太平洋を泳ぐ、階段を登る(自動詞)
自動詞でも他動詞でも、主語は「は」と「が」の両方可能です。
ゴジラが/は ビルを壊した(他動詞)
ビルが/は 壊れた(自動詞)
自動詞で、特に無情物(人間と動物以外)が主語のときは「が」を使う場合が多いです。(必ずではありません。)
雨が降る、日が昇る、戸が開く、日本語の実力が向上する、愛がなくなる
同じ行為・事実・現象を、自動詞・他動詞両方を使って言い表すことができます。日本語では、誰がそうする/したかということを特に明示する必要がなければ自動詞を使うことが多いです。逆に、他動詞を使うと誰か(主語)が意志をもってそうするというニュアンスが強くなります。
戸が開く。風で戸が開く。→言いたいのは、「戸」の動き。誰が開けるかということはあまり関係ない。「風」が戸を開けようと思ったのではない。
私は戸を開ける。→言いたいのは、「私」が何をするか。「風」には意志がないので、「風が戸を開ける」とは普通は言わない。
The literal translation for your sentences should be:
戸 が開く。The door opens.
戸を開ける。(Someone) opens the door.
If the door is open as a state of being,
戸が開いている。The door is open.