「名残惜しい」の例文についてです。 【スクリプト】 こんにちは。「聞く！日本語」学び編の配信です。 この配信はスクリプトもご用意しています。 スクリプトを見ながら聞きたい方は、ぜひ情報欄を確認してみてください。 はい、そして今日の言葉は「名残惜しい」です。 皆さん名残惜しい、と言う言葉聞いたことはありますか ？ これは別れるのが寂しいとか、終わるのがもったいないという気持ちを表す日本語です。 まずは例文を 3つ紹介します。 1つ目の例文旅行の最後の日、名残惜しい気持ちで空港に向かった。 これは楽しかった。旅行が終わって欲しくない。帰りたくない。 そんな気持ちで空港に向かったことがわかります。 次に 2つ目の例文です。遠くに住む友達と別れるときは、いつも名残惜しい。 これは遠くに住む友達に次はいつ会えるかわからない。 だから、友達と会えなくなるのが寂しい気持ち、であることがわかります。 最後に 3つ目の例文です。春の桜を眺めながら名残惜しい気持ちで写真を撮った。 きれいな桜の季節は 1年の間で少しの間だけです。だから終わって欲しくない。ずっと見ていたい。 そんな気持ちで写真を撮ったことがわかります。 このように、名残惜しいは主に人、場所との別れ、また今過ごしている時間、出来事が終わる場面で使います。 1つ目の例文は、旅行という出来事が終わる場面。2つ目の例文は、友達という人との別れ。そして 3つ目の桜の写真を撮っている例文は、今過ごしている時間が終わってしまいそうな場面であることがわかります。 似たような表現で寂しいとか、終わってほしくないという言い方もできます。 ただ、名残惜しいはもう少し遠回しな表現であり、私はこれは日本語ならではの余韻を楽しむ感じが含まれているのではないかと思います。 名残を惜しむという動詞形で使うこともあります。 と言うわけで、今日は名残惜しいという言葉を紹介しました。 この先使ってみると、そんな言葉知ってるの〜とびっくりされるかもしれません。 ぜひ使ってみてくださいね。 私が最近、名残惜しいと思った瞬間は、ジブリパークから帰る時です。 名古屋にある人気のジブリパーク。 3ヶ月前にチケットを購入してずっと楽しみにしていました。 1日楽しんでもう帰る時間、帰らなければならない。 出口まで歩いているその時、まさに名残惜しいと感じました。 皆さんも最近名残惜しいと感じた事はありますか ？ もしあればぜひコメントで教えてください。 それではまた次回の配信でお会いしましょう。またねー。