JPOD101 上級オーディオブログ4第7課
宮澤賢治(1)
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」から始まる詩の作者が宮澤賢治です。
知らない人はいないほど有名な冒頭部。実は、賢治の没後に発見された手帳に書かれていたメモなのです。詩として正式に発表された作品ではないにも関わらず、その内容が多くの人々の心に響いたために、現在では賢治の代表作の一つとされています。
また、このメモは病床で書き付けられたものです。彼は、故郷・岩手の地で過酷な自然条件と闘いながら懸命に稲作に従事する人々のために、農業技術を教えたり肥料などの相談に乗ったりと奔走しました。