中国は（の）タンザン鉄道を破綻させないように（破綻させないという）、赤字体質の鉄道を引き継ぐという決定について（は）、中国にとっては（×中国にとっては）一方で（、）（中国にとって）東アフリカとの経済連携の一層（の）強化という潜在市場への積極的な関与、他方で（、）銅やコバルトなどの資源輸入という資源確保（謝，2018；中非资讯,2020）（など）と指摘されている。しかし、2021年の今も中国が（は）鉄道の経営を引き継いて（で）いない。村上（2017:43）は「あまりにもひどい経営状況は（が）、経営を引き継ぐという対策を、中国がとることを躊躇させている」と分析している。加えて、タンザニアとザンビア両国の大統領選挙により政治的な不安定と債務再編の運営条件も大きな妨害要素だと考える（考えられる）。 ２．研究内容と方法：本研究は一帯一路政策の下で、中国がタンザン鉄道の運営に参加することを再検討し、その目的と課題を考察して行きたい（いきたい　※平仮名）。第一に、タンザン鉄道は（の）中国の銅鉱の輸入及びザンビアとタンザニアにおける自由貿易区の拡大に対する意味を明らかにしたい。研究方法について、中国商務部、財政部および外交部などの対外援助管理機関が公開した報告書、アフリカの工業化を推進しているNGOの資料及び関連する中国語の文献を基に調査を行う。第二に、中国主導の民営化を推進する課題を考察する。主に運営参加と内政干渉のジレンマとアフリカ側の債務不履行というリスクに着目し、関連する資料を収集し質問を準備した上で、中国の対外請け合い業務部の担当者を対象にインタビューを行う（。）