歩く、走る、泳ぐ、飛ぶ、散歩する、など「移動」を表す動詞は、その移動が行われる場所に「を」をつけます。
ただし、その移動をする範囲が限られていてどこへも行かない場合は、「で」を使ってもいいです。だから、「公園で散歩する」も正しいですよ。
○公園で散歩する (公園は通常その範囲が決まっていますよね)
○公園を散歩する
×道で歩く (道はどこまでも続いていくものなので、範囲が決まっていません)
○道を歩く
×海で泳ぐ (海もどこまでも続いています)
○魚が海を泳ぐ
○カスピ海で泳ぐ (カスピ海はその範囲が決まっています)
○カスピ海を泳ぐ
○魚が水槽の中で泳ぐ
○魚が水槽の中を泳ぐ
移動をして、どこかに行く場合は必ず「を」を使います。
×横断歩道で渡る
○横断歩道を渡る (横断歩道のこっち側からあっち側へ行きます)
×坂で登る
○坂を登る(坂の下から上へ行きます)
☆階段で(1階に)降りる (この場合、「階段で」は「階段を使って」という意味になります。)
○階段を降りる (階段の上から下に行きます)
こんな文も可能です。
「学校内で 廊下を 走ってはいけません。」
「空気の薄い高地で 坂を登るのは 疲れる。」