「ご」をつけるのは「執心する」という動詞を尊敬語にするためです。この場合は執心する人に尊敬の意を表しています。しかし普通は面とむかって直接「金儲けにご執心する」とはいいません、言ったとしたら一種の皮肉あるいは敵意になるケースが多いでしょう。 また、主語に尊敬の意を表すので自分の動作には付けません。また「ご執心する」ではなく、「ご執心なさる」の方が自然です。これは「する」の尊敬語である「なさる」とする方が自然だからです。
可能性としては本人のいない状況で、自分の上司について語るなど
「うちの社長は金儲けにご執心なさっているから、寄付は期待できませんよ」など、いずれにせよ肯定的な内容でない場合が多いと思います。
質問にあったようなケースはあまり多くないと思います。ただし目的語が金儲けのような否定的な意味でなく、たとえば趣味であったりする場合は目上の人に対して普通に使われる機会も多いです。
「前首相は鯉に痛くご執心なさっていた」等