Dana
補格というのは、どういう意味ですか? こんにちは! 今は、言語学についての文章を読んでいます。様々な「格」が並べられて、主格・所有格・目的格・補格があります。私はドイツ人なので、主語 (nominative)、所有格 (genitive)と目的格 (accusative)を知っていて意味を理解します。補格は分かりにくいと思います。知る限り、補格というのは、complement/object complementという意味です。でも、「格」と違わないか?説明してください。ありがとうございます! Hello! I'm currently reading a text about linguistics and at one point, different cases are mentioned: 主格・所有格・目的格・補格. The first three I know from German, but I can't wrap my head around 補格. As far as I know, it's an object complement, but that isn't a case, or is it? I'm very confused. I hope someone can explain this. Thank you!
Feb 18, 2020 12:57 PM
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>でも、「格」と違わないか? はい、賛成です。それは「格(case) 」ではない。 その文章をぜんぶ読んでいないので、以下、推測で言います。 >日本語の題名は「日本語」で、またっく役に立たないと思います。 はい、賛成です。その本はダメです。 その本は「格」という言葉を定義して使っていない。なんとなく響きが格好良い、学問ぽい、という、雰囲気だけの理由で、「補格」と言っている。「補語」はあっても、原理的に「補格」はない(というか、そういう概念は必要ない)。以上で結論終わり。以下に、そう思う理由を記します。 *** 「格」とは? 格というのは、おおざっぱには、「名詞・形容詞、冠詞の語尾変化のこと(これが変わると文法的機能が変わる)」という理解でいいかなと思います。ドイツ語は主格、生格、与格、対格の4つ。ロシア語はこれに造格と前置格が加わって6つ、ポーランド語はさらに呼格が加わって7つ。このように格変化するものは必ず数えられる。 英語は、代名詞は、I, my, me みたいな形で変化しますが、普通名詞は語尾変化しないので、実質的に0格(無格)。フランス語、スペイン語、イタリア語も同様に0格。で、日本語ですが、「りんご」という名詞が文法機能に応じて、「りんが/りんぎ/りんじぇ」と変化したりしません。日本語の名詞に格はありません。 (ちなみに、「西洋語の「格」に相当するものを表現しようとしている」という意味合いで、「てにをは」のことを「格」助詞といいます。でも、これも単なる名前、ぐらいに軽く考えてください。なに「格」助詞ですと!? ということは日本語には格はいくつあるのか? 対格は?生格は?のように真面目に考えてもしょうがない) *** 補語とは? S+V+O+CのC(complementary) ですよね。I am a student という文のa studentが補語(C)になる. この a student の部分はドイツ語、ロシア語なら主格(nominative)が来ますが、ポーランド語では、必ず造格になります。補語の位置に、何らかの格の名詞/形容詞が当てられる。このように、「補語」と「格」では概念の単位が違うので、まぜこぜにしてはいけません。
February 19, 2020
AKIさん, 日本語で書かれた、日本語の言語学についての文章です。日本語の題名は「日本語」で、またっく役に立たないと思います。見る限り、「Nipponica」からの文章です。
February 18, 2020
>今は、言語学についての文章を読んでいます。 その文章は、 「日本語で書かれた、日本語に関する文章」、 「日本語で書かれた、言語一般に関する文章」、 「それ以外」 のどれでしょうか?  あるいは、その文章(本)の題名を教えていただけると、たすかります。
February 18, 2020
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