a). するのはやめよう、
b). するのをやめよう、
c). しないようにしよう、
d).しないでおこう
全部Let's notの訳として正しいです(Syntactically correct)。
ただし、いちばん使わない(least said, unnatural)なのは、どれかというと、
実はb). 「するのをやめよう」です。
※ あとで書き加えて、くわしく説明します。
Kimさんはよく勉強なさっていると思います。日本語をよく知っておられます。
そろそろ次の、もう「一段上のレベル」に行く時期ではないかと。
それは、「日本語を英語風に読むのをやめる」、「日本語は日本語の論理で解釈する」というレベルです。
後ほどまた。
**** (書き加え、その1)
>「やめる」とい言葉は他動詞だと思ってたんですが、何で「を」の代わりに
>「は」を使うかわからないです。
他動詞に、常に「を」が付くわけではありません。
というか、「を」for accusative って、やっぱり、翻訳語ぽいんですよね。
英語を翻訳するときのための日本語、みたいな。
ふつうの日本語で「~を」とか、必ず言うわけではないです。
例:
- おお、ナターシャ、私はあなたを愛しています。
- 花子ちゃんが好きだ!
- 花子ちゃん、好き!
※ 参考資料:
- One easy secret of speaking Japanese naturally - Omit particles. - 超簡単! 日本語の自然な話し方
https://www.italki.com/discussion/160225
- 「~を◯◯ できる」と 「~が◯◯できる 」の違いって何ですか?
https://www.italki.com/question/441251
**** 書き加え(2)
>「やめる」とい言葉は他動詞だと思ってたんですが、何で「を」の代わりに
>「は」を使うかわからないです。
Kimさんはサンフランシスコ出身の英語Native Speakerなので、たぶん、言語というものを、
S+V+O(主語・動詞・目的語)あるいは、順番を変えて、S+O+V(主語、目的語、動詞)という構造で解釈していると思うんですよね。
でも、日本語は主題優勢言語(Topic-prominent language)です。つまり、厳密にはSOVですらありません。それは、教科書とかで説明の都合上、便宜上、SOVと言ってるだけのことで。
https://en.wikipedia.org/wiki/Topic-prominent_language
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%BB%E9%A1%8C%E5%84%AA%E5%8B%A2%E8%A8%80%E8%AA%9E
これを理解しないと、「象は鼻が長い」という文章が理解できません。
Which is subject ? Elephant or nose ? ということになります。
同様に「これは食べない」「野球はやらない」という文章が理解できません。
(なんで他動詞なのに「は」なの????と思うことになります)
※ 参考資料:「は」is not a marker for subject, but "theme".
https://www.italki.com/question/424283
*** 書き加え(3)
>ただし、いちばん使わない(least said, unnatural)なのは、どれかというと、
>実はb). 「するのをやめよう」です。
「するのを」はなぜleast said なのか? 理由は「いいにくいから(hard to pronounce)」だと予測します。「能、脳、そうだのう(NOO)」ならともかく、「のを(NO/O)」はすごく言いにくい。だから、あんまり使いません(least said)
*** 文法的な分解
するのはやめよう、
= する+の+は+やめ+よう
するのをやめよう、
= する+の+を+やめ+よう
しないようにしよう、
= しない+*よう+に+し+よう
しないでおこう
= しない+で+おこ+う
「よう」、「う」: 意志、推量を表す助詞
*「よう」 : 様(よう):様子。見た目のこと。
(コメントに続く)